【注型(ちゅうけい)の場合】 ※離型(りけい)処理を施さないと接着します。
・モデルの準備
- 木、石膏等多孔質のモデルは、完全に乾燥させ、クリアーラッカーを3回塗り「目止め」をします。
- 離型剤を全体にむらのないように薄く塗ります。
・枠の設置
- 両面テープ等でモデルを固定します。この場合、面積の広い方を下にします。(逆テーパーや抜き勾配に注意して下さい)
- 金属などの熱伝導性の良いものを枠として使用し、内側全体に離型剤をむらのないように薄く塗ります。
・混合・攪拌
- 主剤と硬化剤とをできるだけ正確に計量します。(秤のご使用をお勧めします)
硬化する際に自己発熱する性質があるので高温時には、一度に1kg以上混合しないで下さい。
- 容器のすみまで、混ぜ残しのないように充分攪拌して下さい。
- 注入
※まず薄くデブコンを刷毛塗りしてから注入すると、きわめてきれいな面が得られます。
50p〜1mの高さから、枠の一番低い箇所の一点に向けて、細く糸を引く感じで静かに注入します。
25o厚以上に注入する場合は、何回かに分けて、先のデブコンを注入してから、40〜50分後ごとに注入します。
(発熱による発泡や収縮などを抑えるため
・型抜き
- 室温放置し硬化させたのち、せり上げなどで枠からはずします。
【ライニングの場合】
・接着面の準備
- サンドペーパーやサンド・ブラスト、ベビーサンダー等で錆、塗装を除き、接着面の地肌を粗します。
- アセトン、MEKなどの脱脂能力に優れた溶剤で脱脂洗浄し、完全に乾燥させてください。
・混合・攪拌
- 主剤と硬化剤とをできるだけ正確に計量します。(秤のご使用をお勧めします。)
硬化する際に自己発熱する性質があるので高温時には、一度に1kg以上混合しないで下さい。
- 容器のすみまで、混ぜ残しのないように充分攪拌して下さい。
・塗布・硬化
- 刷毛等で塗布する。
※16℃以下の場合、完全に硬化しないこともあるので、作業箇所の温度にご注意下さい。
赤外線ランプなどで60〜70℃位に加熱すると硬化が早まります。
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